展覧会案内 斉藤千明展

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斉藤千明展

会期:2014年11月12日(水)〜11月21日(金)  10:00~18:00  最終日17:00 日曜休廊
会場: GALLERY IN THE BLUE

〒321-0953 栃木県宇都宮市東宿郷3-1-9  あかねビル1F

028-635-5832

「空蝉  うつせみのかたち」

空蝉(うつせみ)とは、セミの抜け殻を指す言葉で短命なセミの儚さから、覚醒した現実ではなく抜け殻のような虚ろで暖昧な状態、または幻影という意味を含んだ古い言葉です。
シリーズ「空蝉のかたち」のテーマは、「装う」行為における虚像と実像がテーマです。
「装う」 という言葉には、「服を纏う」以外に「いかにもそうであるかのようにみせる」 という意味があります。私のねらいは、その装いつつも隠しきれない実像を明らかにする事です。
人が衣服を纏う行為は、生命を守ろうとする本能的要因の他に呪術、信仰、性差、身分、階層などの社会的座標を表すものとして古代から現在まで継承され、発展してきました。
本作品は、皮膚のように柔軟で強靭な和紙で衣を作り、痕跡を刷り取る木版画の技法を用いて身体をトレースするようにひとつの画面に記録して行きます。
シリーズ「空蝉のかたち」は、いかにもそうであるかのように見せかける「よそおう」 という行為によって覆われ見えない実像をそこに透過させ重ねて現した作品です。

2014 年2月制作の「空蝉のかたち-2014-1」は、中国の伝統的な旗袍(チイパオ)=チャイナドレスの形とは違い前身頃の合わせが反対の左前でボタンをかける洋服スタイルになっています。
旗袍(チャイナドレス)を日常着として、または正装として着る地域においては、違和感のあるデザインでしょうが、日本では、既製服としてどちらの合わせのものも売られており、型紙をおこしたスタイルブックのそれも左前でした。
仮に和服ならば左前は、死人の装束ですから特別な意味を持つ事となりますが、これも他の園、地域によっては別にどうでも良い違いかもしれません。
国、文化、言語、宗教、常識の違う場所に身を置いた時、装い方は、大きく変わるはずです。
その環境の変化によって自分がどのように「よそおう」のか、これからも自己検証するように制作して行きたいと思います。

2014年11月 斉藤千明
chikiyap@gmail.com
http://saitochiaki.com

 

「リトル•クリスマス展」

版画グープ展に出品

会期:2014年10月4日(土)〜12月23日(火) 9:00~17:00  入館は 16:30まで  月曜休廊
会場: 栃木県鹿沼市市立川上澄生美術館 1F展示ホール(入場無料)

0289-62-8272

リトル•クリスマスホームページ

http://www.little-christmas.com

 

 

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